今回の看護師転職コラムではMS28(20代・神奈川県在住)さんから頂きました転職体験談をご紹介させて頂きます。
転職前は総合病院の小児科に務めていました。通常通り、看護一般業務を行うのと、正規雇用だったので委員会に、所属していたので看護師免許を保有していなくてもできる雑務がたくさんありました。
その病院は、大きい組織で福利厚生も特に問題点はありませんでした。給与面は平均的だったと思います。
しかし、入職してから約1年で仕事にも慣れてきた頃に人事異動として違う部署に辞令が出ました。希望していなかった部署だったのと1年程度で仕事にも慣れて、人間関係にも慣れてきた頃での辞令だったので、上司に不信感を抱き、退職を考えるきっかけになりました。
そして、私の希望も聞かずに話がどんどん進んで言ってしまったこともあり、退職意思が強くなりました。辞令内容は一般病棟から小児科集中治療室への異動、院内では俗に言う栄転でした。病棟の雰囲気としても祝福という体感を受けました。
しかし、望んでいない異動だったので、断ろうとしました。病棟師長とも面談を繰り返しましたが、最終的に「辞令に沿って異動するか退職するか」の2択をやんわりと告げられたので、どうしてもその人事が受け入れられずに、退職することとしました。
退職を決めてから、転職支援サイト数社に登録しました。登録すると一斉に電話連絡が来ました。最初は複数の会社とやり取りをしていました。
しかし、やりたかった小児科分野と経験年数1年では希望する求人がスムーズに見つかりませんでした。複数の転職支援サイトのエージェントから、「最初は希望外の部署で入職し、異動を」と、すすめられました。そんな中でナース人材バンクの方は、希望に沿う求人を見つけようと最後まで諦めずに探してくれ、現在求人情報が出ていないような病院にも複数問い合わせをしてもらえました。
また当時は独身だったので独身寮があるところをすすめてくださったり、女性ということもあり産休や育休、子供の看護休暇などを充実させている施設を探してくれたりなど、こまやかな気遣いができていると思いました。
エージェントにもよるかと思いますが、時間構わずしつこく電話をかけてきたり、郵送で書類をいきなり送られてくることもなかったです。他の転職支援サイトのエージェントは、かなり転職に積極的で、早急に内定を決めて欲しいという態度がヒシヒシと伝わってきていました。
そのあたりから、他複数の転職支援サイトへの連絡をやめて、ナース人材バンクのみとのやりとりをしていました。
転職活動を初めてから3ヶ月ぐらいだった頃になかなか希望通りの求人が出てこず、第1希望の小児科を諦めようとしていた時も、「もう少し粘りましょう」「これから病院にまた何件か問い合わせてみます」と励ましてくれました。
そして。転職活動の開始から半年以上かかりましたが、そのナース人材バンクのエージェントのおかげでついに総合病院の小児科で採用の面接にこぎつけることができました。
面接当日は同行はありませんでしたが、(希望すれば同行あり)前日に、1時間くらい模擬面接を電話で実施していただけたのも、自信につながりました。
面接に合格し、転職後は小児科病棟に勤めることができました。転職後の仕事内容は看護業務一般と、やはり委員会等の雑務があります。
しかし、頑張って決めた職場っだったのでやりがいを感じ、新しい職場に勤め始めてからは約3年間、同じ部署で務めることが出来ています。
エージェントからは、転職して数ヶ月くらいたった頃に1度連絡がありました。その後の勤務状況などを聞かれました。
つらいことはないかなどの確認だったのですが転職が決まったあともフォローしてくれることには驚きました。利用料も全くかからなかったので、ナース人材バンクのエージェントに登録して転職活動を頑張ってよかったと思っています。
自分で求人を探すのは大変ですが、転職支援サイトに登録すれば、看護師は求人ニーズがたくさんあるので、自分の意志や希望に沿わない職場で無理に仕事を続けていく必要はないと思うようになりました。
また、自分の資格がここまで社会に必要とされているんだと実感すると自己肯定感にもつながりました。
そして、転職支援サイトに1度登録すると、仕事が辛いと思った時にも自分には違う選択肢もあるし、いつでも方向性を変えられるんだと思うと、仕事に対するプレッシャーも軽くなりました。また、不思議とそう思っていると仕事が続くようになりました。
新卒で入職する時には専門学校の系列病院への入職試験だったので試験はあってないような程、簡単でした。自分で試験対策をして、履歴書を書いて、自己PRをしたりなど、社会勉強にもなったと思っています。