2021年厚生労働省発表データでみる神奈川県の看護師の平均年収・平均時給

このページでは2021年に厚生労働省が発表した神奈川県で働く看護師の平均年収や平均時給をご紹介します。神奈川県で現在働いている方、これから転職される方、就職される方は是非参考にしてみてください。

掲載している平均年収のデータは厚生労働省発表のデータをもとに給料、ボーナス、年収といった馴染みのある項目にカスタマイズさせて頂いております。平均時給に関しては神奈川県単独のデータが存在しない為、一般労働者(看護師)の都道府県別収入データや労働時間や短時間労働者(看護師)の全国平均値などから看護師転職ネットワークが独自に算出した数値(参考値)となっています。

※掲載データの無断引用・転載を禁じます。必要な方は厚生労働省を参照してください。

2021の神奈川県の看護師の状況

看護師数は多いものの人口比では少ない

神奈川県の人口は東京都に次ぐ全国第2位で、約920万人もの人が暮らしている大都市です。

神奈川県内の看護師の数は67,763人。こちらも東京都に次ぐ全国第2位の看護師数となっています。

人口10万人あたりの看護師数を見てみると、神奈川県は738.4人。全国平均は963.8人ですので、人口比でみると意外かもしれませんが、神奈川県は看護師が少ないことになります。

大規模病院は多いものの人口比の施設数は少ない

神奈川県内の病院医療施設の数は336。病床数600を超える大規模な病院は、北里大学病院、聖マリアンナ医科大学病院、東海大学医学部付属病院、横須賀共済病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、川崎市立川崎病院、湘南鎌倉総合病院、横浜労災病院、横浜市立市民病院、横浜市立みなと赤十字病院、関東労災病院などがあります。

病院施設数を人口10万人あたりでみてみると、神奈川県は3.7施設となっており、全国平均の6.6施設と比べると大変少なく、全国最下位の47位となっています。ちなみに、人口比の病院が少ないとされる東京都でも4.6施設あります。

神奈川県内のクリニックの数は13707施設。人口10万人あたりのクリニック数で見てみると神奈川県は98.5施設で全国5位。全国平均の81.3を大きく上回る施設数となっています。

医療施設数という点では、神奈川県は病床数600を超えるような病院が充実している一方で、人口比の病院数は多いとは言えず、逆に一般診療所、クリニックが充実しているのが特徴となっています。

神奈川県の看護師の平均年収は高水準

神奈川で働く看護師の平均年収は、人口比の看護師数が少ないことを反映してか、521.8万円で全国3位の年収となっています。

前述の通り、病院とクリニックでは状況が異なりますが、地方などではなく首都圏で高年収を得たいという看護師の方にとって、神奈川県は良い選択肢になるもしれません。

ただ、人口が多いこともあり、新型コロナウイルスの大きな影響を受けたエリアでもあります。多い時には東京都に迫る感染者が出ており、看護師にとっても厳しい状況となりました。

2021年秋現在、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いていますが、看護師の転職市場は流動的です。求職活動をされている方、転職を検討されている看護師の方は神奈川県内の情報に詳しいエージェントから出来るだけ多くの情報を集めるようにしてください。

神奈川県の看護師の平均年収

2021年発表データによると、神奈川県で働く看護師の平均年齢は40.6歳となっています。

これは前回調査の平均年齢より2.3歳上がったことになります 。

全国平均の41.2歳との比較では0.6歳若い年齢となっています。

一ヶ月当たりの労働時間を見ていくと、神奈川県は163時間となっており、前回の労働時間より6時間長くなっています。

これは全国平均の165時間よりも2時間短く、比較的働きやすい労働環境と言えそうです。

気になる神奈川県で働く看護師の給料や年収ですが、平均給料(月給)は37.2万円で前回の平均給料より0.5万円アップ。

全国平均給料より3.4万円高いことになります。

ボーナスは平均75.7万円／年で前回よりも1.5万円ダウン。

これは看護師の全国平均ボーナス85.8万円／年より10.1万円低いことになります。

ボーナスを含めた神奈川県の看護師の平均年収は521.8万円で、前回のデータより4.6万円アップ。

全国平均の491.8万円より30万円高い年収となり、全国47都道府県中3位となっています。

神奈川県の平均年収はとても高い水準にありますので、適切な転職を行えば全国平均よりも大幅に高い年収を得られるチャンスがあります。

現在神奈川県で働いている看護師の方は勿論、高収入を得たいと思っている看護師の方は神奈川県への転職を検討してみては如何でしょうか？

平均年収と労働時間・残業時間から労働条件を分析

神奈川県で正社員・正職員として働く看護師の平均年収を時給に換算すると、おおよその労働条件を推測することが出来ます。勿論、標準的な労働時間だけでなく、残業時間も考慮して計算します。

この平均年収ベースの1時間あたりの時給を全国平均と比較することで、神奈川県の看護師がどのような条件で働いているのか知ることが出来ます。

仮に平均年収が高くても、労働時間が長かったり、残業が多かったりすれば、決して労働条件が良いということにはなりません。

また、平均年収が少し低くても、労働時間や残業が少なく、自由になる時間が多いのであれば、労働条件は悪くないのかもしれません。

ここでは神奈川県の看護師の平均年収とその労働時間・残業時間をベースに1時間あたりの給与を算出することで、神奈川県で働く看護師の労働条件が全国平均と比較してどれくらいの水準にあるのか、確認することが出来ます。

神奈川県で働く看護師の平均年収は521.8万円で全国3位でしたが、総労働時間と残業時間を加味した1時間あたりの給与は2,668円となり、全国平均の2,484円と184円の差が生じました。

神奈川県で働く看護師の労働条件は平均を上回っており、労働環境としては比較的恵まれていると言えそうです。

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神奈川県の看護師の派遣・アルバイト・パートの平均時給

神奈川県で派遣社員・アルバイト・パートとして働く看護師の平均時給(推定)は1,908円となっています。

これは全国47都道府中5位で、全国平均時給の1,776円より132円高く、待遇が良いことがわかります。

神奈川県の非正規雇用の看護師の年収

仮に、パート・派遣看護師、正規雇用ではない看護師の方がこの神奈川県の看護師平均時給で1年間フルタイムで働くと年収は366.3万円になります。

これは同じように算出した全国平均の非正規雇用の看護師のフルタイム勤務年収341万円より年収より25.3万円高く、神奈川県で働く正社員の看護師の平均年収521.8万円より155.5万円低いくことになります。

なお、参考までに神奈川県の正規雇用の看護師の平均年収も挙げましたが、こちらにはボーナスは勿論、残業代も含まれています。

一方、ここで仮定したフルタイム勤務時の年収は1日8時間、1ヶ月20日勤務という条件で年間の収入を算出していますので残業などは含まれておりません。

あくまで仮定の話になりますが、非正規雇用の看護師であっても多少の残業は発生することが考えられますので、年収の差はもう少し縮まるものと考えられます。

神奈川県で働く看護師の人数・需給

神奈川県内で働く看護師の人数は、前回データと比較して97パーセント増えており、増加傾向にあります。看護師の人数が増えることで労働環境の改善が期待出来るかもしれません。
※上記は10人以上の企業を対象とする厚生労働省発表のデータを参照。神奈川県内全ての看護師の数を示すものではありません。増減の目安としてお役立てください。(増減が大きな年もありますが厚労省発表データをそのまま掲載しております。)

神奈川県の看護師の求人数は？

主要エージェントが扱う神奈川県の看護師の求人数は次の通りです。 (※2021年12月調査時の参考値です。最新データは各WEBサイトにて。)

神奈川県内にはマイナビ看護師、ナースではたらこ、看護のお仕事、ナース人材バンク、医療ワーカーの営業拠点、サポート拠点があります。

中でもマイナビ看護師と看護のお仕事は、公開求人数が圧倒的に多いので要チェックです。

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